2023年3月18日(土)

朝5時半過ぎ起床。寒い。ココアを淹れて読書。アイ・ウェイウェイをちょっと中断して持ち歩き用として読み進めていた「ロシアは今日も荒れ模様」(米原万里著)を読む。どこで読むのを中断してもあまり気にならないような本を外出用に持ち歩くことが多い。米原万里の口から語られる国家としての「ロシア」や、人間としての「ロシア」は本当におもしろい。学術的なものとはまた違う人間くさい話が多くて好き。朝食は味噌汁、キャベツのカニカマサラダ、塩鮭、のりたまご飯。Mが唐突に寝室の窓サッシの掃除を始めたので手伝う。なぜにこの寒い雨の日に…。勢いで本棚も掃除して結果的にとてもスッキリしたので良し。ちょっと読書してから昼食は近所の牛丼屋へ。帰宅してから勉強。

ハノイ旅行の後から、どうにかこうにか海外で生活をしてみることができないかなぁと思っていて、漠然と描いている未来を形にするために具体的にどんなことをしたらいいのかと考えてみたりしている。本当は10代や20代の「進路」を考えるべきときにこういうことをきちんと考えられたらよかったのだろうなと思うけれど、あの時は海外で暮らしてみたいなんてぜんぜん思わなかったし、それ以前に自分が何か「きちんとした仕事」に就いてちゃんと働いて生きていくという将来すらろくに想像できなかった。それでもどうにかこうにか生きていくんだろうなという甘ったれた考えのまま今に至ってしまって、いい年齢になった今も「あれもやりたい」「これもやりたい」ってぷらぷらしている自分をつくづくしょうもないやつだなと思う。でも、自分はきっとこういう生き方なんだろうなとも思えてきてしまった。心の片隅にいちおうあった「なんかあのレールにいつかちゃんと戻るべきなんだろうな」という思いもほぼ無くなってしまって、ああなんか自分はボロボロの靴で野っ原をヘラヘラ歩いていくしかないんだなと思う。でも、それでいいやと思う。おしゃれな服を着てぴかぴかの家に住んでみんなが羨むような暮らしをするとか、そういうの自分はいいやと思う。それよりも好きなようにふらふら生きて、大切な人とも一人でも楽しいことをたくさんして、いつか歩き疲れて世界の最果てとかで死ぬのがいいなと思う。だからそれまで、好きなようにぷらぷらしようと思う。