2024年2月9日(金)

朝5時半頃に目が覚める。布団の中でラジオを聴きながらうとうと。6時過ぎに再び寝落ちて8時前に起床。朝ごはんはポトフと納豆ごはん。布団を干してから読書。「大読書日記」(鹿島茂著)をやっと読み終わる。「やっと」と言うと苦行を終えたような感があるけれどそんなことはなくすごく面白くて、ただ、とにかく厚かった。そんなことは本を見た時点でわかっていたけどそれにしても厚かった。700P近くあった。残り3分の1くらいまできて「この勢いで読み終えてしまおう」と思ってからが長かった。でも本当におもしろかったし、読みたい本リストがすごい勢いでまた増えてしまったので、せっせと本を読まねばという気持ちを新たにした。この「大読書日記」のように日々の出来事を織り交ぜて日記形式で書かれている書評は、著者の日常の中にどんなふうに「本」そして「本を読むこと」が存在しているのかを感じられて好き。お昼ごはんは小松菜厚揚げ炒めとハムエッグ、納豆ごはん。食べてから駅前まで散歩。帰宅してからもう1冊読み進めていた「香港陥落」(松浦寿輝著)も読み終える。日本の占領期の前後(1941年〜1946年)、そしてその後1961年の香港を舞台に、中国人、イギリス人、日本人の3人をメインキャラクターにした設定は面白かったけれど、面白かったからこそもうちょっと長編で読みたかった感がある。この3人の出会いとか人間模様とかをもっと丁寧に描いたものを読んでみたかったな〜と思ったりしてしまった。