2022年12月16日(金)

バタバタしていた。「忙しい」はあまり使いたくない言葉だけれど、年末恒例の仕事とバイト先の代替勤務などが重なってバタバタしていた。「ここを踏ん張れば」と言い聞かせてなんとか乗り切りやっと落ち着いてきた。あとはこのままゆっくりと年末年始休みを待つのみ、となると良いのだけれど。

8時半頃起床。隣りの隣りの家の解体工事をしており、その衝撃で木造の古い我が家は大いに揺れ、その揺れに耐えられずに起きる。「これは地震があっても気付かないな」と思っていたら、本当に地震があったらしい。気付かん。朝ごはんは実家の母の手製パン。洗濯をして買い物。昼ごはんはスーパーで買ってきたナムルをのせたなんちゃってビビンバ。昼寝をしてから読書。いまは「戦争と平和」の第4巻と、アーザル・ナフィーシーの「テヘランでロリータを読む」を読んでいる。「テヘランで〜」は高橋源一郎のラジオで取り上げられていたのを聞いて読み始めてみた。おもしろい。著者が引用しているナボコフの「好奇心はもっとも純粋な形での不服従である」という言葉に勇気づけられる。「知りたい」という気持ち、「読みたい」という気持ちが人よりも強いこと、それはそれだけで個性かもしれないという希望を見出す。こうして「書く」という行為も。地位にも名誉にも何にもならないだろうと思う。それでも、こうした小さな営みが日々自分を救い続けてくれていることを感じる。この気持ちを、ずっと大切にしようと思う。

今日から久しぶりの連休なので、思う存分本が読みたい。とにかく、もっとたくさんの本を読みたい。ただ、それだけである。