2023年3月12日(日)

朝6時起床。豆乳紅茶を温めて読書。引き続きアイウェイウェイの自伝を読み進めている。Mに「どの辺まで読んだ?」と聞かれたので「さっきアイウェイウェイが産まれた」と言ったら「え、自伝なのにやっと産まれたの?」と言われた。序盤はお父さんの生い立ちが書かれていて、それがやっとアイウェイウェイが産まれるところまでたどり着いた。朝食は味噌汁、めかぶ、ベーコンエッグ、納豆ごはん。図書館に寄ってスーパーへ買い出し。ブドウはもう安くなっていたけれど「まだ出始めで酸っぱいです。3/20頃から甘みを増してきます」とのことだったのでまだ買わない。ありがとうオネストカード。鶏もも肉5枚入りでグラム77円だったので買い。昼食はほうれん草とにんじんの胡麻和え、鯖の照り焼き、納豆ごはん。録画していたNHKスペシャルの国連安保理についての番組を見た後、Mとウクライナ侵攻について議論していて喧嘩になりかける。常々、各国の政治家の発言を見ていて「子どもみたいなことを言っていないで対話をしろよ〜」と思うけれど、いざ自分がそれをやろうとすると、つい相手を打ち負かしたくなってしまったりもして、熱くなりつつも感情をコントロールすることはやはりむずかしい(とは言え国のトップにいる人たちにはそういう術を身につけていて欲しいよとも思ってしまうけれど)。同時に、自分の考えを話そうとしても適切な言葉を見つけられなかったり、「難しい問題だね」を安易に着地点にしてしまいそうになる自分の足りなさに苛立つ。一生を生きていく上で、いろんなことに対して「よくわからない」を結論にしたくないと強く思って勉強をしてきたけれど、数年やってきてもまだやっぱり「よくわからない」が多すぎるし、勉強すればするほど「よくわからない」は増えていく。だからこそおもしろくて、これを一生かけてやるんだと決めて生きていて、諦めはしないけれど、落ち込むことはある。

気持ちを立て直そうと思ってスピッツを聴く。スピッツは「がんばれ」とも「元気だせ」とも言わない。ひとり苛立ったり落ち込んだりしたときに、遠くの丘をふと見るとスピッツの曲があって、その丘で膝を抱えてひとしきり泣いたり怒ったりして、そして黙ってしばらくそこにいると心が落ち着いてきて、「はー、まぁなんとかやっていくかー」とよいしょとまた立ち上がらせてくれる。それが私にとってのスピッツ。アルバム楽しみだ。